ゾイドワイルド インフィニティブラスト

ジャンル=格闘 機種=スイッチ オススメ度 ★★★★


管理人レビュー

ゲーム全体としては少し寂しい点や気になる部分はあるものの

ゾイドゲームの中では(←重要)楽しめると思います。

 登場ゾイドは前作登場ゾイドに加えて、ビーストライガー、キャノンブルとゾイドワイルド2期のゾイドが登場、さらに歴代ゾイドも参戦し、全体では30機程。さらに今作メインの改造で印象が大きく変わるため、登場ゾイド数以上に多彩なバリエーションが楽しめました。その反面、オメガレックス、ドライパンサー、ガトリングフォックスなどは登場せず寂しく感じました。歴代ゾイドの登場はその世代としては嬉しく、家庭用ゲームとしては15年ぶりぐらいで、最新機で動く姿に感動しました。

 基本戦闘システムは前作と同じですが、今作ではメインとなる改造があるためは楽しく、装備追加で見た目も大きく変わり、前作が射撃手段が少なかっただけに今までのゾイドゲームのようにガチガチのカスタマイズを楽しめました。格闘と射撃武器だけでなく、移動装備や能力補助チップなどもありました。

 カラーリング変更は素晴らしく、今までのゾイドゲームはカラーパターンが決まっていたり、部分的に色を変えることは出来ませんでしたが、今作ではある程度で自由なカラー配置が可能。 色をガラリと変えるのもいいですが、目やキャップ部分を変えるだけでも自分だけの特別感が出てよかったです。同じモチーフの別ゾイドのカラーリングにしてみたり、思い出のキャラクターの配色を割り当ててみたりととても楽しかったです。

 また今作では集団小型ゾイドバトルや巨大ボス戦があり、視認性や操作性に難はあるものの、多人数戦が楽しめました。今までアクション系はゾイドVSシリーズを除けば、常に1対1で多人数戦はなかったのでよかったと思います。スペックの関係からか特に巨大ボス戦で処理落ちしがちではありますが、この手のバトルは楽しかったです。


問題点してはやはり戦闘の寂しさ


 戦闘時は一切声がありません。ゾイドの動きは素晴らしいのですが、前作のようなキャラボイスが無いので淡々と戦闘を繰り返すことになります。声だけでなく、ブラスト時の音楽も物足りなく、もう少し迫力ある音楽だと良かったと思います。それに加えて戦闘前ロード時間があり、前作のように戦闘前の掛け合いもないので、戦闘面で作業感が強い印象。
 ストーリーはオリジナルキャラクターで進行しますが、主人自体は見えず、一切話さないので、ゾイドストラグル&フルメタルクラッシュに比べて物足りなかった印象。戦闘前に少し会話がある程度でした。どんなにストーリーでキャラが喋っても戦闘時は声はないので、やはり寂しさが強く、前作キングオブブラストのアニメ再現度が非常に高かっただけに余計に感じました。

 他にクエストではSランクを出してもアイテムがコンプできないこと、カラーと名前がアンロックで最初は自由に選べないこと、武器のカラーパターンが少ないこと、ライジングライガーインフィニティブルーの出現方法と販売方法などの気になる点はあります。

…まぁ気になる点はありますが、ゾイドの細かい動きは見ていて楽しくゾイドゲームとしては遊べる部類かと思います。対戦系のため全体のプレイ時間は少ないかもしれませんが、最新機で自由な改造による自分だけのゾイドを簡単コマンドで動かせる良さを是非、味わってみて下さい。


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