ゾイド インフィニティEX
ブラストルライガー
禁断の核の力


想像してほしい

もしもライガーゼロパンツァーが防御力そのままで高機動を誇り、弾切れもシステムダウンも起こすことなく、一斉発射のバーニングビッグバンを4秒と待たずに無限に連射可能…だったら


多くの人が答える「そりゃ最強だ」と




 こんな冗談にしか聞こえないことを再現したのが、2005年に稼働していたアーケードゲーム ゾイドインフィニティEXのブラストルタイガーでした。管理人の実体験を元に記載しています。異常なまでの性能を発揮したブラストルタイガーをご覧ください。



先にブラストルタイガーについて簡単にまとめ
ブラストルは伝説の古代虎「紅の核」を持ち、大気中の熱エネルギーを取り込み、全身に搭載した多数の砲門から圧倒的な火力で敵を倒す高火力ゾイド。必殺技は全武器一斉発射の「サーミックバースト」。弱点は長時間攻撃を行わない時は熱を放出しなければならず、再度熱を取り込むには時間が掛かること。


要はライガーゼロパンツァーのような高火力機体か

…と思われていたが、実際には全く違った。


 一斉発射のサーミックバーストが異常だった。フルヒット4000前後のダメージ。威力だけならパンツァーのバーニングビッグバンや一部の機体が持つ大技と大して変わらない。問題は使い勝手だ。大抵、この手の大技は瀕死状態のみなどの発動条件あったり、発射前後で硬直が長くてCPU戦はともかく、実戦で使えたものではない。

しかしブラストルのサーミックバーストは違った。

 発動条件は無く、何かの武器のリロード中でも発射可能。発射してもシステムダウンは起きず、弾数も消費しない上、3秒程度の間隔で無限に連射できる。出が早く、0距離でも撃てて、おまけにブラストルの射角、射程が異常に高いのでほとんどのステージで開幕ロックする。さらにはブラストルがAZ6連装誘導ミサイルを装備している場合は被弾までに障害物の陰に隠れたり、ブレードを展開して真横に走ってもこのミサイルだけは回避不可能だった。
 連射可能な超火力のためCPU戦は適当にサーミックバーストしてれば終わり、相手が人間でも対策が出来ていなければCPUと大して変わらず沈んでいった。

 さらにサーミックバーストを除いてもブラストル自体の性能も高く、装甲硬めの重武装なのに圧倒的な超挙動を誇り、格闘は出が早く、個々の武器の性能も高く、それでいて武器を3つも装備すればキャパシティオーバーするゾイドが多い中で、武器を5つ装備してもキャパシティが余るという優遇っぷりであった。


↑無限のサーミックバーストは圧倒的な破壊力であり、エフェクトが追い付かずよく処理落ちした。同型対決など他機体から見たら完全に別次元のゲームであった。


↑体型。重装甲のためズッシリしていてあまり俊敏に動くゾイドには見えないが、ゲーム内での挙動は恐ろしく、超高速機体のイエーガーとサイクスさえも上回る超挙動を発揮した。

 火力はCPU専用の巨大ボスより強く、サーミックバースト連打の前ではボスといえど10秒ぐらいで一方的に沈んだ。


 まさに設定どおり禁断の核の力でも使っているかのごとき性能で、最強に相応しいゾイドであったが、あまりの強さゆえ大会では凱龍輝スピード(一部の機体にハメゲーになるため)と一緒に禁止されることが多く、禁止されなくても自粛のため、まともな対戦で見かけることはほとんどなかった。

 ゲームバランスを崩壊させゾイドインフィニティEXでプレイヤー離れの原因を作った1体であった。もっともブラストルタイガーが存在しなかった(または適正な強さだった)としてもゲームバランスが悪く、マンネリ化が防げなかった。去っていくプレイヤーに「ブラストル=最強ゾイド」というイメージを強烈に植え付けた。

 結局、サーミックバーストでシステムダウンするようになったのは登場から約1年後であり、サーミックバーストを失ったところで他の性能を活かせば、やはり最強機体であった。その時にはほとんどプレイヤーが存在せず、管理人の地域でも次々に筺体が撤去されていった。

 初代インフィニティでイエーガーが最弱から進化したのに対して、ブラストルは最初から最後まで途中で何度か修正が入ったのにも関わらず不動の最強機体でした。当時のプレイヤーならまだ記憶にあるのではないでしょうか?

重装甲、絶対的火力、超挙動を誇った

鬼神のごときゾイド


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