ゾイドキット総合データ

 ここではゾイドキット購入前の参考になるデータを集めたページです。ここで書いてあるものは全て管理人が1人で勝手にまとめたページです。公式の設定などとは一切関係ありませんのでご了承ください。個人差があるので、管理人と全く違う考えをする人も当然います。そのことを確認したうえで、ご覧ください。

組み立てレベル 歩行アクション 材質 箱の大きさ 購入

ゾイドキットの特徴

 ゾイドは一般のプラモデルとは違い様々な特徴があります。

パーツ数が少なく、パーツ一つ一つが大きい
軟質パーツが多く使用されている
パーティングラインが目立つ
合わせ目が目立つ
ディティールが簡略化されている
肉抜き穴が多く、大きい
←肉抜き穴。対象年齢の低い(詳しくは下記参照)ゾイドキットは写真のような肉抜き穴が非常に目立ちます。理由として低価格に抑えるため、歩行しやすくするため、作りやすいパーツ数にするためなどが挙げられます。モーター駆動ゾイドはある程度、肉抜き穴が見えにくいようになっていますが(ただし、場所とキットによって様々)、低価格のゼンマイ駆動では処理されていません。

 写真はヘルキャットの足パーツの肉抜き穴

組み立てレベルと対象年齢

 ゾイドにはそれぞれ組み立てレベルというものが設定されていて(設定されていないゾイドもいます)、1〜6(レベル1は見たことないのですが)までの組み立てレベルが存在します。基本的に値段に比例して大きくなりますが、ムラサメライガー(2500円)や大型バイオゾイド(2000円〜3000円)などの半完成品モデルはレベル3と低めに設定されています。

 ただ、あまり当てになるものではなく、同じ組み立てレベルのゾイドでも組み立ての難易度が大きく異なるゾイドもいます。他には誤記が仕様かは分かりませんが、共和国版ライガーゼロフェニックスがレベル5に対してフューザーズ版ライガーゼロフェニックスがレベル4と下がっていたり、もっとヒドイ話では現在最も難しいゾイドのはずのバーサークフューラーがレベル6に対して、バスターイーグルを加えたフューザーズのバスターフューラーがなぜかレベル4になっていたりしますので、参考程度に考えるといいと思います。

対象年齢
レベル1 まだ見たことがありません。
レベル2 6歳以上 ゴドス、イグアン等
レベル3 6歳以上と8歳以上があります。 コマンドウルフ、レドラー等
レベル4 8歳以上 シールドライガー、セイバータイガー等
レベル5 8歳以上 ゴジュラス、アイアンコング等
レベル6 8歳以上 バーサークフューラー、ギルドラゴン等
レベル7 15歳以上 コトブキヤ版ゾイドキット全般

※レベル7は実際の組み立てレベルではありません。管理人がオリジナルで設定したレベルです。

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←現在、最も難しいと言われている定価3000円で組み立てレベル6のバーサークフューラー。パーツ総数はランナー内のパーツだけも180個を越し、通常歩行に加えて、写真のような荷電粒子発射体制時には首と尻尾のアーマーを展開する連動ギミックを持っているレベル6に相応しいゾイドです。

 しかし、組み立てレベル6にもかかわらず対象年齢が
8歳以上(小学2年生以上)となっています。ほとんどの小学2年生には作れない気がするのですが…。恐らく保護者の方と一緒に作っての対象年齢だと思います。

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歩行アクションについて

 ここではゾイドの歩行アクションについて説明します。前はほとんどのゾイドに歩行アクションが搭載されていましたが、現在は歩行、動力なしのモデルも珍しくなく、歩行あり歩行なしで分かれています。それぞれの長所、短所を管理人がまとめてみましたので、参考にご覧ください。

長所 短所
歩行あり  モチーフのゾイドを元にしたリアルな歩行アクションや連動ギミックが楽しめます。歩行なしに比べてキット全体にボリュームがあり、作りがいがあります。  歩行を重視しているため、改造なしではアニメのような大胆なポーズを取ることができません。キットにボリュームがある分、箱が大きく、持ち帰りにくいゾイドが多いです。
歩行なし  動力がないことにより可動部が多く、アニメのような動きにある大胆なポーズが取れます。歩行ありに比べて箱が小さく持ち帰りやすいです。
 また、ブロックスなどはパーツに互換性があり、他のゾイドの武器になったり、大型ゾイドに合体できるゾイドもいます。
 箱を持ち帰りやすい反面、歩行ありに比べてキット全体にボリュームがないゾイドが多いです。
 見た目からも分かるように、ブロックスやバイオゾイドなどは今までのゾイドシリーズから逸脱した感じがあり、ゾイドとして認めないファンも少なくないです。
←バイオティラノ。定価3000円のゾイドながら半完成品モデルのため箱も小さく、組み立てレベル3と組み立てやすいゾイド。バイオゾイドはラプターとグイ以外は装甲が合成ゴムを素材にしていて、迫力あるリアルな装甲になっています。また、ボタンを押すことにより、咆哮アクションやバイオゾイドコアの発光が楽しめます。

 魅力あるバイオゾイドですが、今までのゾイドシリーズからはどうしても逸脱したイメージがあり、受け付けないファンも少なくありません。

 さらに歩行アクションゾイドの代表的な2足歩行と4足歩行についてそれぞれの長所と短所をまとめてみました。

長所 短所
2足歩行  手(翼)、足が別な分、連動ギミックや可動ポイントが多く、歩行時や飾るときにも楽しめる点が多いです。ギミックが多い分、4足よりも組み立てが難しくなりますが、4足よりも作りがいがあります。  歩行時に4足歩行よりも曲がりやすく、姿勢、歩行を安定化させるために足の内側に補助バーが付いてしまう。また、基本的に2足のみで自立しているので、静止時は左右どちらかに傾いてしまう傾向が強いです。
4足歩行  2足よりも歩行時に曲がりにくく、安定して歩行します。足に補助バーも付かないので、見栄えがよく、作りやすいゾイドが多いです。また、2足よりも短時間で組みあがる傾向が強いようです。  歩行を重視しているため、4足が規則的な並び方しかできず、アニメのようなポーズを取る事ができない。2足に比べて連動ギミックが少なめで、ほとんどの4足がしっぽが連動しない。4足とも似たようなパーツで、組み立て時に同じ作業を繰り返す感じが出てしまいます。


←2足歩行ゾイドの補助バー。動力あり2足歩行ゾイドには必ず付いてしまう補助パーツ。歩行や姿勢を安定化させるため2足歩行の宿命ともいえるものです。ほとんどのゾイドが足のパーツと一体化しているので、改造なしでは取り外すことはできません。バーサークフューラーなどの一部のゾイドは補助バーを別パーツ化していて飾るときには取り外せるゾイドもいます。

 写真のものはジェノブレイカーの足の補助バー

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材質について

 ここではゾイドの材質について説明します。検索エンジンなどを利用して一通り調べてみましたが、管理人は素材関連の知識は詳しくなく、根本的に間違っているかもしれませんが、参考までにご覧ください。

略称 説明
PS  ポリスチレン(polystyrene)樹脂の略称で、一般的なプラスチック(plastics)のことです。ナフサ(石油化学化合物)を原料として作られていて、軽量で、加工性、着色性、透明性に優れた素材です。その反面、熱や衝撃に弱いといった欠点を持っています。
 プラモデルの代名詞とも言える素材です。
ABS ABS樹脂は、アクリロニトリル(ACN)、ブタジエン(BDE)、スチレン(STY)の3種類のモノマーを重合させた3元共重合のようです。特徴としてはプラスチックよりも耐衝撃に優れ、強度のある素材です。
 ゾイドは低年齢の子供を対称にしているので、動力部周辺や壊れやすいパーツなどに使われている材質です。強度に優れている反面、ヤスリやカッターでは削りにくいパーツです。
POM  ポリオキシメチレン(polyoxymethylene)の略称で、一般的にはポリアセタールと呼ばれる熱可塑性樹脂の一種です。熱可塑性プラスチックの中でも、特に耐摩耗性に優れ、自己潤滑性もあるため、無給油の摺動部品などに幅広く使用されています。
 ゾイドではゼンマイ部や動力クランクなどの動力関係に使用されています。
PE  ポリエチレンの略称で、ABS以上に耐衝撃、加工性に優れる反面、耐薬品性があり、塗装が困難な素材です。ゾイドでは軟質パーツとして、キバや爪などの部分に使われていることが多いです。ジェノブレイカーのエクスブレイカーもポリエチレンになっています。。
PP

 ポリプロピレンの略称で、ポリエチレンに比べ、耐熱温度(100℃〜140℃)が高く。また、他のプラスチックとのブレンド、無機系の充填剤との混合、他のプラスチックとの積層(張り合わせ)などで、剛性、耐衝撃性、気体透過性を改良した幅広分野に利用されている素材です。
 ゾイドではポリエチレンと同じく軟質パーツとして使われています。

ROM ポリアセタールの略称で、優れた物性と良好な成形性、潤滑性、耐磨耗性に優れていて、ゾイドの可動部などのボールジョイント部に使われています。良好な素材ですが、耐薬品性が良好で、塗装が困難な素材でもあります。
PU  ポリウレタン(polyurethane)の略称で、ゴムのような伸縮性と染色性を持ち、一般的なところではスポーツウェアや水着、靴下などの繊維として使われている素材です。
 ゾイドでは発光ギミックを持つゾイドのリード線に使われています。
PET

 ポリエチレンテレフタレートの略称で、ペットボトルに使われてる素材で、ペット(PET)ボトルの名称はここから来ています。透明性、強度、耐薬品性、ガス遮断性、保香性に優れ、環境にも優しい素材です。
 ゾイドではラベル(シールまたはステッカー)に使われている素材です。

PVC

 ポリ塩化ビニルの略称で、俗に塩ビと呼ばれている素材です。安価で加工しやすく、透明性に優れ、生成時に大量の添加物を使う特徴を持っている素材です。成型しだいでは軟質にも硬質にもなるので、用途は様々なところで活躍する素材です。玩具などでは軟質で塩ビ製のフィギュアが有名です。
 ゾイドでも一部のフィギュアに使われていて、ジェノブレイカー付属のシャドーフィギュアはこの素材から出来ています。

合成ゴム  柔軟性、伸縮性に加えて高い復元力を持ち、落下時の衝撃を緩和する反面、塗装が困難な素材。ラッカーなどでも塗装できますが、伸縮性により剥れ落ちるため、通常の塗装ではすぐに剥れます。この素材を塗装するときはVカラー塗料を使用しましょう。

ゲート部分の後についてはVカラー専用シンナーを使用すれば溶かしながら消すことができますが、やりすぎるとパーツの形が変わってしまうので注意が必要です。
←ムラサメブレード。設定上では惑星Ziで1番の強度を誇るリーオ製(メタルZi)でできた大刀ですが、キットのムラサメブレードは安全対策のため軟質パーツでできています。また、切っ先は尖らないように写真のような設定上とは無関係な形が追加されています。

 写真のものはキットのムラサメライガーのムラサメブレード。キットはワンタッチで機体左側にブレードを展開するギミックを持っているため、安全対策として軟質パーツが使われました。なお、ワンタッチでの展開ギミックを持たない、ハヤテライガーとムゲンライガーはABS製の硬いブレードになっています。

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箱の大きさ

 ゾイドの箱は意外とかさばり、持ち帰りを困難にさせるときがありますので、サイズ区分をまとめてみました。管理人の勝手な分け方ですが、持ち帰るときの参考にしてみてください。

自転車 原付 例(分かりやすいものを表示しています。)
SSサイズ ゴドス、イグアン等
Sサイズ コマンドウルフ、レドラー等
Mサイズ シールドライガー、セイバータイガー等
Lサイズ ゴジュラス、アイアンコング等
LLサイズ × × ウルトラザウルス、デスザウラー等
記号について

△=

×
不自由なく持ち帰れます
同じサイズでもゾイドによって箱の形や寸法が異なるので、大き目の背負いカバンが
必要になったりと、場合によっては持ち帰り不可になる場合があります。
管理人が思うに、持ち帰り不可能だと思います。また、持ち帰れたとしても運転に支障が
出て危険だと思いますので、ここでは持ち帰り不可とします。
※自転車は前にカゴの付いた通常のもので、原付はスクータータイプで足元に
ものを置くスペースのあるタイプとしてデータを出しています

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 管理人が思う具体的なサイズ区分の目安は以下のようになっています。ただ例外も多く存在し、M型とL型のどちらに区分するか微妙なゾイドもたくさんいます。ご了承ください

サイズ 説明
SSサイズ  箱は小さくて軽く、多くのものが店頭でフックに掛けられて発売されています。カスタムブロックスなどのさらに小さいサイズもこちらに区分します。持ち帰りに困ることはないサイズです。
Sサイズ  Sサイズよりも一回り大きく、重みがあります。基本的にはフックに掛けられてはなくそのまま置いて発売されていますが、一部のゾイドが例外的にフックに掛けれられて発売されています
Mサイズ  Sサイズよりもグッと大きく、モーター駆動のほとんどのゾイドがM型以上に区分されます。箱の形や寸法がバラバラで、小さめの箱なら自転車のカゴに入りますが、ゾイドによっては入りませんので、自転車で持ち帰る場合はかなり大き目の背負いカバンが必要になります。
Lサイズ  Mサイズよりも奥行きがあり、立体的に大きいサイズです。自転車のカゴには入らず、かなり大き目の背負いカバンを持っていかないと持ち帰りは難しいでしょう。
LLサイズ  縦と横が非常に長くなり、自転車や原付などでは持ち帰り不可だと思うサイズです。大き目の背負いカバンでも入らないので、このサイズを買うときは車を利用しましょう。また、滅多に売っていないゾイドでなければ通信販売などを利用するのもいいでしょう。
 ※ここではゾイドの箱を正面から見た場合の「縦×横×奥行き」でゾイドの箱の体積を計算しています。通常の体積の出し方の「縦×横×高さ」ではありませんので、ご了承ください。
←ライガーゼロ。射撃武器は2連装ショックカノンのみで、ツメとキバで戦うシンプルなゾイドですが、キットの組み立てはCASを持つため、外装と内装を別に組み立てる必要があり、パーツ数は多く、箱も大きめで、組み立ての難しい「組み立てレベル5」のゾイドに分類されます。

 ※CASとはチェンジングアーマーシステムの略称で、ライガーゼロは外装を外すことにより、シュナイダー、イエーガー、パンツァーユニットなどに換装可能なゾイドです。
←ゾイドの箱。歩行ギミックがあるモデルは全体的に箱が大きくなる傾向にあります。小型ゾイドはフックに掛けられる穴が開いています。
←底上げ。リバースセンチュリーシリーズの中型以下のゾイドは箱の統一化に伴い、底上げが目立ち、箱を開けるとスカスカの中身になっています。

箱は前後で分割でガンダムのHGシリーズぐらいの大きさに統一されています。

購入について

 ここではゾイドキットの購入について説明します。組み立て講座でも説明はしていますが、こちらの方はさらに詳しく説明させていただきます。現在は店頭販売は少なく、通販やオークションで購入がメインとなります。各エリアで詳細が確認できますので、ご覧ください。

ゾイドショッピングエリアへ

ゾイドオークションエリアへ

←ケーニッヒウルフMkU。定価2980円のモーター駆動ゾイド。アニメではフューザーズでエミー、ジェネシスではダンブルが搭乗した機体です。トイザラスのフューザーズ商品の投売りで
500円で売られていました。

カスタマイズパーツのデュアルスナイパーライフルと対ゾイド5連装ミサイルポッドが入手困難な状況だったので、カスタマイズパーツ目当てにでも十分、価値のあるゾイドでした。

ブロックス、ネオブロックス
←ブロックスゾイドのブロック。サイコロサイズの穴あきブロックにジョイントを差し込んで可動部としていました。
←ネオブロックス。大、中、小の3つのブロックがあり、それぞれにジョイントが組み込まれています。旧ブロックスのようにジョイントを交換することはできませんが、保持力が上がっています。また、ブロック自体が大きくなったことで、旧版で見られたボディ部に大量のブロックスを繋げることが少なくなりました。

 色は黒が基本ですが、例外も少数存在します。
←ネオブロックスのジョイントパーツ。ブロックス全般に言えることですが、ゾイドというより組み換え玩具のイメージが強く、あまり好きになれない人が多いです。
↑ ←ブレイブジャガー、ハードベアー、ハリケンホーク。最初に発売されたネオブロックスゾイド3体。ビース共和国とダイナス帝国という新しい舞台をベースに繰り広げられたネオブロックスストーリー。しかし、やや無理のあるストーリーに加えて 動物=正義 恐竜=悪と分類するようなゾイドジェネシスの悪いところをそのまま受け継ぎ、共有パーツの大量使用などが目立ち、短命に終わってしました(発売予定だったワニ型、テラノドン型ネオブロックスゾイドも発売中止となりました)。



 かつてのキットのネオブロックスで再現したレジェンドブロックスシリーズは人気でしたが、ネオブロックスシリーズを続けることはできず、イベント限定ゾイド・ラプトカイザーを最後に終了しました。

 ←バイトグリフォン。ブレイブジャガー、ハードベアー、ハリケンホークが3体合体した幻獣型ゾイド。羽根や武装でかなり大きく見えますが、実際の大きさは通常4足ネオブロックス1.5倍ぐらいの大きさです。

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